消費税のコスパ

消費税の増税がいよいよ今月頭に迫ってきました。 そして話題になるのが軽減税率ですね。

生活必需品関連は8%にすると。そして食品もイートインなら10%、テイクアウトなら8%とか実に馬鹿らしい。そこに新聞もまんまと入ろうとしていて何が必需品だと思いましたがそこは主観も入ると思うので置いといて。

軽減税率で国民の負担を下げているようで長期的には自分(国民)の首絞めてるんじゃないかと思います。

なぜか。これは消費税増税を中途半端な8%で止めたことにも関連しますが、こうすることによって上げた税金が無駄に使われてるんです。 まずは8%への増税。3%分丸々税金として他に支出できるならさぞ社会保障や公共事業は潤うだろうと思いますよね。ところがです。この中途半端な増税により例えば100円の商品に110円を払って2円のお釣りになりますよね。財布の中身がどんどんジャラジャラ重くなってきますよね? そう、1円玉が!

そして8%への増税時、この1円玉が緊急で作られたんです。緊急で。それも3000万枚!そしてその製造費用(落札額)1億300万円!3.4円/枚の計算です。

これ8%じゃなくて10%ならかからなかったはずなんですよね。

まずこれが一つの無駄です。3%のうちの何%かは上げた税金のためにかかった経費に消えてしまいます。 キャッシュレス化が進めばそんなに影響なかったのでしょうが今の高齢化社会では致し方ないところでもあります。

次に軽減税率

ぱっと見ただけで以下のようにサイトが作られてます。

もちろんこのサイトづくりもタダではありません。ページ数にもよりますが数百万~高いと数千万したりもします。 そしてこの軽減税率をああだこうだ言いながら作成、運用している人たちの人件費!官僚、政治家の人件費は年間数千万に及びます。そんな人が何人も集まってああだこうだ。人件費だけで年間数億は行くでしょう。これも10%ですぱっと決めて払ってねですませればいりませんでした。

さあこれによって消費税が10%に上がってもどうでもいいところに何割もっていかれるんでしょうか。どれだけが公共事業や社会保障に有効に使われるのでしょうか。

そう考えると軽減税率とか言って少しでも国民の耳障りよく税金を取ろうとすることによってどんどん消費税のコスパが悪くなってきて結局損をするのは納税者ということになります。

あと結構痛いのがレジ。POSシステム。消費税が一部の商品だけ違う税率とかいう仕組みに絶対対応してないと思います。これは改修どころか入れ替えが必要なこともあるかもしれません。これによって各民間企業は何も利益がないところにお金を使わざるを得なくなり、それは商品価格に転嫁せざるを得なくなるでしょう。民間企業は全ての経費を合わせてそれ以上の利益を得ないといけないですからね。

もうこの際ほんとにスパッと消費税全部10%にしてくれないでしょうかね。